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東大修士・博士課程 ーやっぱり韓国語を教えたいー

  • 執筆者の写真: 清水碧
    清水碧
  • 2018年7月25日
  • 読了時間: 4分

更新日:2022年11月11日

今回は東大の修士時代と現在も所属している博士課程でのことについて書きます。


東大大学院に入ってみて、思った以上に驚いたのが、優秀な人が多過ぎるということでした。


まず、前記事で書いた「自分とは違うことをやっている人達」というのが、本当に私が全く知らなかったことをやっている人達がたくさんいて、同じ言語学でもこんな分野があるのだということ、そしてその人達がものすごく賢いことに驚きました。


また、韓国語をやっている先輩たちも、韓国語学についてとても詳しいことに加えて、一般的な言語学についてや他のことについても本当によく知っていて、驚いてしまいました。


前の記事で書いた必修科目も、本当にやってよかったと思うのですが、実際はすごく大変でした。また、英語で行われる授業もあったのですが、私は英語も他の人達と比べたら全然できないないし、修士1年生くらいの間は、本当に自分って何もできないな… と自信喪失していました。


時間が経つうちに、韓国語以外のことを専門としている人達からすれば、韓国語をやっている私は新鮮だったり、すごいと思えるということが分かってきました。

ですので、今では、もうみんなそれぞれだから、あまり「私はできない」という風に思わなくなりました。この人はこれをやっているし、私はこれをやっているという風に思えるようになりました。ですが、そう思えるようになるには少し時間がかかりましたね。


言語学の勉強に関しては、院試でも言語学の試験があって勉強して、必修科目も履修したので、一通り基礎的なことは分かったな、できているなと思えるようになりました。言語学については、私はすごく詳しいことは分かっていないと思いますが、それでも基礎的なことは分かるようになったのが自信になりました。


研究については、修士に入ってからも頑張って研究していました。

ですが、結局気持ちは学部の時と一緒でしたね。こうやって研究していって何の意味があるのだろう…と思っていました。ですので、研究するのはすごくしんどかったです。楽しいと思える時もあったのですが、ただ何か違うなと思っていました。


話が少し変わるのですが、私は修士の時代に民間の語学学校で韓国語を教えていました。それが韓国語を仕事として教えた初めての経験だったのですが、実際に教えてみたら、やはり韓国語を教えるのはすごく楽しいなあと思いました。


韓国語を教えている時間は自分にとって生きがいのような時間でした。昔は自分が韓国語を教えてもらい、勉強している時間が生活の中で一番キラキラしている時間だったのですが、教えるようになってからは、今度は教えている時間が日常生活の中で一番キラキラしている、本当に楽しい時間でしたね。


だからこそ、教える仕事をしながらも、普段は修士論文を書いていたので、教える方が好きなんだけどなあと思いながら過ごしていました。


修士が終わる時にまた進路について悩みました。修士を卒業して就職する人もたくさんいるのですが、私は韓国語を使った仕事、例えば一般の企業で韓国語を使う仕事であったり、あるいは韓国の企業に就職したいのではなく、やはり教える仕事がやりたいと思いました。


そうすると、現実的には、もし大学で韓国語を教えようと思った場合、最低限博士課程に所属している必要があるため、悩んだ末、博士課程に進学することにしました。


博士課程に進むと、本格的に研究生活がスタートしました。博士課程に進んだ人は基本的に皆研究者を目指しているので当然です。


博士論文というのは修士論文とはまた仕組みが全然違っていて、とても大変なことでした。実際に博士論文に取り掛かり始めて、その時に完璧に、ああ私はやはり、研究は違うな、やはり私は教えるのがやりたいんだなというのがはっきり分かりました。



私がこれまで韓国語とどう関わってきたかという話についてはここまでです。なんだか、最後が途中で終わってしまった感がありますが、現在も引き続き博士課程に所属しているので、現在のことは、今後Twitter、ブログで書いたり、実際に韓国語講座を開いたりして知っていっていただけたらなと思います。


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