top of page

TOPIK、勉強法と気をつけたこと

  • 執筆者の写真: 清水碧
    清水碧
  • 2023年6月2日
  • 読了時間: 5分

 4月に数年ぶりにTOPIKを受けて無事合格しました。今回は6級の合格証明書を提出する必要があり、自分なりにがんばった試験だったので、勉強法と試験を受けるにあたり気をつけたことを書きます。

 ここで書くことはTOPIKの対策として一般的に言われることもあると思いますし、私個人に限定されることもあると思いますが、そういう風にやったんだなあくらいに思って読んでいただけるとありがたいです。

 まず勉強法についてです。私が具体的にTOPIKの勉強を始めたのは試験の1か月ほど前でした。これは、それまで何もやっていなかったというわけではなく、韓国語を教えるという立場上、普段から韓国語を読むこと、単語を覚えること、聞くことはやるようにしているので、TOPIKのための勉強は1か月前から集中してやったということです。

 勉強は対策本や単語帳は買わず、「かじりたてのハングル」さんから過去問をダウンロードして解きました。そして、検定試験専用の勉強というよりは、単語を普段以上に意識して覚え、本もいつもより読み、音声もいつもより量を多く、きちんと聞くように心がけました。

 ダウンロードした過去問は、試験の1か月前ほどに一度解いて、けっこう難しいなと思い、それからさらに普段の学習を気を引き締めて行い、試験の10日ほど前にもう1回分解きました。過去問を解いた際、1回目はまず듣기, 쓰기のみを制限時間内に解き、次の日に읽기を制限時間内に解きました。そして試験10日ほど前に2回目を解いた際には、同日の午前中に듣기, 쓰기を解いて、午後に읽기を解きました。TOPIKⅡは午後に듣기, 쓰기、休憩を挟んで읽기の試験が行われるため、試験当日と同じように時間を組んで練習できればよかったのですが、なにかと忙しく、時間がとれなかったので上のようにしました。無理をすれば時間がとれたかもしれませんが、時間をとって過去問を解かなければと思うとストレスになるので、ストレスを回避することが大切だと判断しました。私は過去に何度かTOPIKを受験したことがあって流れや雰囲気は分かっているし、本番は듣기, 쓰기の後に읽기があるのは大変だけど、一日だけなので集中力と精神力で乗り切れるだろうと判断しました;^^

 듣기, 쓰기、休憩の後に읽기を本番通りやろうとするとけっこうな時間がかかるため、練習の際に静かな環境で何度も準備するのは大変だと思います。ですので、自分の実力や集中力、過去にいろいろな試験を受けてきたときの自分の感じを思い出して、一度は本番と同じ環境で通して解いた方が良いと思いますが、あとは日常生活をする中でストレスにならないやり方が一番かと思います。

 事前の勉強以外に大切なのは、点数を落してしまうところは諦めて、落とさないところで落とさないことです。まず、試験のお知らせをよく読んで、홀수형, 짝수형のことを事前にチェックすることで当日慌てないで済みます。

 試験を受けている時は、特に듣기は分からない問題や迷った問題がある時に、その問題に留まらず、潔く頭から外して次の問題へ進むことで落とさずに済む問題で確実に点数をとることができます。試験中に焦る瞬間というのは多かれ少なかれあると思いますが、焦ってしまうことよりも、「やばい、焦っている、どうしよう」となることが問題だと思います。ですので、焦っても「焦っているな、でも焦っても大丈夫、落ち着くから大丈夫」と思うことが大切です。

 それから大切なのは、普段通りやること、普段通りできたら良いと思うことです。試験対策をしてきた方なら、普段通りやれば受かると思うことが大切です。それから私は、高得点は狙わない、と思うようにしたら落ち着ていられました。もちろん高得点が取れたら嬉しいですが、今回は6級合格証が必要だったため、高得点を狙おうと思ってしまうと焦ったりしんどくなったりしてしまうと思いました。ミスをしてしまってもきっと6級はとれるから、高得点は狙わない、普段通りにやれば良い、という風に心がけていました。

 それでもやはり試験中焦る瞬間はあったのですが、そのような時に頭をよぎったのは、普段やっていること、これまでやってきたことの積み重ねでした。私の場合は韓国のラジオが好きで毎日聞くことと、韓国のニュースや本を読むことを習慣にしています。ですので、焦った時には、普段たくさんラジオを聞いていて、本も読んでるんだから、できないわけがないと自分に言い聞かせました。ラジオを聞きとれることとTOPIKのリスニング力はまた別ですし、韓国の本とTOPIKの文章を読む能力もまた別だったりしますが、それでも結局は普段やってきたこと、対策のためにやってきたことの積み重ねが自信や安心を与えてくれます。

 検定試験は多くの人が受験しているので、受験することや合格することがそれほど特別でないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、私は今回数年ぶりに受験したことで、合格することはもちろん、受験することも当たり前だったり、誰にでもできることではないと実感しました。忘れずに試験の申し込みをして、試験の日に備えて体調も気をつけなければいけませんし、実力があってもマークミスするかもしれないですしね。試験が終わってから結果が出るまで待つ期間ももどかしいですし、結果発表の日はサーバーが込み合ってなかなか結果が見られずにしんどかったりしますね;^^ですので、検定試験を受ける人は皆すごいと思います。今回久しぶりに自分が受験した経験は、今後検定試験対策の指導する際に、内容面だけでなく、受験者としての心情面でも役に立ちそうです。

 最後に、쓰기についてですが、今回は쓰기で70点台をとることができました。私は作文を書くのが好きなので、量が書けるか、時間が間に合うかの心配はあまりしていなかったのですが、今回は自分なりに事前にどうしたら良いか考えて、その結果初めて70点台がとれました。もし作文の指導が受けてみたい方はマンツーマンレッスンの「検定試験対策」からお申し込みいただければと思います。作文以外でもTOPIKの指導が受けてみたい方はマンツーマンレッスンからお申し込みください。


ree


コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。
  • Instagram
  • Twitter
bottom of page